第17回日本蘇生科学シンポジウム

会長挨拶

このたび、第17回日本蘇生科学シンポジウム(Japan Resuscitation Science Symposium:J-ReSS)の開催にあたり、皆さまにご挨拶申し上げます。本シンポジウムは、第38回日本小児救急医学会学術集会および第32回小児集中治療ワークショップに併設し、2025年7月5日(土)に虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催いたします。J ReSSは、2008年に第1回が開催されて以来、日本蘇生協議会(Japan Resuscitation Council:JRC)の参画学会が主催し、国内外で高い評価を得ている蘇生科学のシンポジウムです。小児領域では、2017年の第10回(日本周産期・新生児医学会主催)、2018年の第11回(日本小児科学会主催)に続き、今回が3回目の開催となります。 本シンポジウムは、蘇生に関する最新の知見と課題を共有し、今後の医療現場における蘇生科学の発展を目指して開催されてきました。

今回のテーマは、「“救命の連鎖”を科学する〜予防から恢復まで〜」です。わが国では、2010年より小児と成人の“救命の連鎖”が統一され、成人においても予防の重要性が強調されました。さらに、一次救命処置においても成人と小児が同じアルゴリズムを用いることが決定され、米国や欧州とは異なり、小児と成人の隔たりを取り払い、同じ戦略で救命率の向上を目指すこととなりました。また、2010年は、蘇生法元年とされる1960年から50周年にあたり、CPRの開始手順がABCからCABに変更された年でもあります。この2025年、新たな蘇生ガイドラインが発表される年に、これまでの15年間の歴史を科学的に振り返りたいと考えております。本シンポジウムでは、小児と成人の隔たりをなくし、多職種や企業の方々にも多数ご参加いただき、“救命の連鎖”の視点から、わが国における心肺蘇生を科学的に見つめ、蘇生科学の推進を目指す場となるよう鋭意準備を進めております。

皆さまの積極的なご参加を心よりお待ちしております。

第17回日本蘇生科学シンポジウム

会長 新田 雅彦

大阪医科薬科大学小児科学教室・救急医学教室

開催概要

学会名

第17回日本蘇生科学シンポジウム

テーマ

“救命の連鎖”を科学する〜予防から恢復まで〜

大会長

新⽥ 雅彦(⼤阪医科薬科⼤学⼩児科学教室・救急医学教室)

プログラム委員長

野澤 正寛(滋賀県⽴総合病院救急科・⼩児救急科)

実行委員長

賀来 典之(九州⼤学病院救命救急センター)

会期

2025年7⽉5⽇(⼟)

会場

⻁ノ⾨ヒルズフォーラム

東京都港区⻁ノ⾨1- 23-3

共催

一般社団法人 日本蘇生協議会(JRC)

併催

第38回⽇本⼩児救急医学会学術集会
第32回⼩児集中治療ワークショップ

運営事務局

株式会社MAコンベンションコンサルティング
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402
TEL. 03-5275-1191/FAX. 03-5275-1192
E-mail. jsep38@macc.jp

プログラム(予定)

日時

2025年7月5日(土) 
開始:8時45分 終了:18時00分(予定)

会場

第7会場(ホールB 1+2)、展示会場(ホールBホワイエ)

タイムスケジュール

時間 内容
07:45
〜08:55

1.開会挨拶

(JRC会長、J-ReSS大会長)
08:55
〜09:15

2.会長講演


新田 雅彦(大阪医科薬科大学小児科学教室・救急医学教室)
「“救命の連鎖”への想い〜予防から恢復までを見つめて〜」
09:15
〜09:45

3.教育講演


金 漢錫(キム・ハンソク)

・ソウル大学病院 小児病院 元院長

・国際蘇生連絡協議会(ILCOR)新生児タスクフォース 元委員

09:50
〜11:40

4.シンポジウム


「JRCガイドライン改訂に向けて」
11:50
〜12:50

5.ポスターセッション(一般演題)

13:00
〜14:00

6.教育セミナー


座長:池山貴也
演者:Dr.Vinay Nadkarni
14:00
〜15:30

7.パネルディスカッション


「国際基準に基づく院内心停止登録システムの構築〜救命の連鎖〜をエビデンスにつなげる」
15:40
〜17:40

8.パネルディスカッション


「こどもの蘇生にもう少し関わるためにーどこが同じでどう違う?こどもと大人の同異点」
17:45
〜17:55

9.Okada-Award表彰式

17:55
〜18:00

10.閉会式

演題募集

演題募集期間

2025年2月3日(月)正午 ~ 2月28日(金)
演題募集を【3月31日(月)】まで延長いたしました。
演題募集を【4月21日(月)】まで再延長いたしました。

演題応募方法

  • 一般演題(発表形式はポスター発表のみ)を募集いたします。
  • 本ページ下部の「演題登録フォーム」より演題をご登録ください。
  • 演題の採否・発表日時は、決定次第、演題をご提出いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。
  • 原則として校正無しでそのまま印刷いたします。提出者の責任において正確に作成してください。
    演題名・抄録本文のほか、共著者の氏名、所属についても十分ご確認ください。

演題募集に関する注意事項

  • 応募カテゴリー
    下記より選択してください。
    01 一次救命処置(BLS) 06 緊急血管治療(ECC)
    02 成人の二次救命処置(ALS) 07 脳神経蘇生(NR)
    03 小児の蘇生(PLS) 08 ファーストエイド(FA)
    04 新生児の蘇生(NCPR) 09 普及・教育のための方策(EIT)
    05 妊産婦の蘇生(Maternal) 10 その他
  • 文字数制限
    演題名:全角50文字以内
    抄録本文:全角700文字以内
  • 著者名
    筆頭著者は発表者としてください。
    著者(筆頭著者および共著者)は、合計で5名まで登録可能です。
    6名以上は受付できません。
  • 所属
    省略せずに記載してください。(東大×、東京大学○)
    所属の表記方法は統一のために変更させていただく場合がありますのでご了承ください。
    所属は1演題につき最大7件までとしてください。
    著者1名について、所属は2ヵ所までとしてください。
  • 倫理委員会の承認
    臨床研究に関する倫理⽅針に従い、⼈を対象とした研究で且つ介⼊研究を⾏う場合は、所属施設の倫理委員会の承認を得てください。
    倫理委員会の承認が必要かどうか、ご記入ください。
    必要な場合は、承認済みか、申請中・申請予定かをご記入ください。
  • 利益相反の開示
    • 本シンポジウムで発表される研究成果の公正性、信頼性を確保するため、著者(筆頭著者および共著者)の利益相反状態を開示してください。
    • 申告対象は、発表内容に関連する企業、ならびに営利を目的とする団体です。
    • 以下について、「該当あり」、「該当なし」を記載して、発表当日にスライド内で開示してください。
    1 役員・顧問職 1企業から役員・顧問として年間100万円以上の報酬を受け取っている場合
    2 株式 1企業についての1年間の株による利益(配当、売却益の総額)が100万円以上の場合、あるいは当該発行済株式の5%以上を所有する場合
    3 特許権使用料 1企業あたりの特許権使用料が年間100万円以上の場合
    4 講演料など 講演料や会議の出席などに対する日当などが、1企業から年間100万円以上の場合
    5 原稿料など 1企業からの原稿料が年間100万円以上の場合
    6 研究費 1つの研究に対して支払われた総額が年間200万円以上の場合
    7 奨学寄付金(奨励寄付金) 1企業から支払われた総額が年間200万円以上の場合
    8 その他 研究とは無関係な旅行、贈答品などについては1企業からの総額が年間30万円以上の場合

演題の採否

採択結果を本HPに掲載いたします。応募者には掲載後、HPを確認いただくようメールをお送りする予定です。

「JRC Okada Award」について

一般演題のうち、優秀な演題は「JRC Okada Award」として選出され、会終了時に代表理事から表彰されます。

「JRC Okada Award」の由来

初代JRC会長 故・岡田和夫先生のJRCへの多大なご貢献と業績を記念し、ご本人のご意向により、今後の若手研究者の育成と研究推進に貢献するため、J-ReSSの優秀論文賞として、第8回J-ReSSより「JRC Okada Award」を設けました。
故・岡田先生のご業績については、以下をご参照ください。

是非、ご一読ください。

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